ブレードランナー社の新製品 “ネックプロテクターSP”
インナーに、スペクトラニットを使用したブレードランナーの新製品
従来のケブラー製品より切創力を高めています。
切創力:10.6N (JIS T 8052) 日本化学繊維検査協会
貫通強さ:8.6N (カケン法) 日本化学繊維検査協会
ブレードランナー社の新製品 "スペクトラネックプロテクター"
スペクトラやダイニーマ、あるいはケブラーなどの切創耐性が強い繊維を使用した製品の特長は、切れ辛い事の他に引き裂きにも強いことが挙げられます。一般的な木綿や絹で出来た製品はナイフなどの刃先が入ると一気に引き裂くことが可能ですが、切創耐性や引き裂きに強い繊維を使用した製品はナイフの刃先が入ったとしても簡単には切れません。
切れたとしても、ブツブツと一定の間隔を開けた状態で小さな穴が開くような感じで切れることが多くなります。つまり刃物が体に深く入らないので大怪我から身を守ることが出来ますし、浅い傷は治りも早くなります。切創耐性の強さは繊維や製品によって違ってきますが、これらの製品を身に着けているのと、いないのとでは大きな違いが生まれます。
切創耐性は必ずしも高ければ高いほど良いわけではありません。防弾や防刃の全ての製品に共通しますが、切創耐性が高ければ製品は厚く、硬く、重くなりがちです。また切創耐性が低ければふわっとした感じでカジュアルに着られる物が多くなります。使用者が毎日、長時間着用するのであれば、あまりに重いと疲れます。多くの製品の快適さは製品強度に反比例するからです。お客様の使用環境に合わせた製品を選ぶことがベストです。店舗では試着することも可能です。
切創力10.6Nについての考察
日本化学繊維検査協会データで得られた10.6Nの値は刃物に対して絶対の安全が保証される強度ではありません。ガラステーブルの上にパーカーを置いて小型のカッターナイフで力強く切った場合、刃先が沈まないので繊維は簡単には切れませんが、少し弾力のある台の上にパーカーを置いて力強く切った場合は刃先が繊維に深く突き刺さりますので断裂的に切れてしまいます。また切れ味の鋭いナイフを使用した場合はもう少し簡単に切れてしまいます。通常は切り付けられる側も動いていますのでそれほど簡単に切れることは無いかと思います。
防弾・防刃ベストを製作する時はこれらの繊維を30枚以上使用するわけですから、1枚で造られた防刃製品に過度の期待はしないようお願いします。防刃レベルは商品によって違ってきます。環境に合わせた商品をお選び下さい。
ケブラー繊維やスペクトラ繊維は糸の種類が多く、織り方や編み方の他、糸の太さや重さ、撚糸過程で使用される素材によって仕上がる製品の強度は大きく違ってきます。その為、ケブラー製品であってもスペクトラを使用した製品より強度が高い物もございます。アーマージャパングループでは可能な限り製品強度を提示してお客様への安心と信頼を提供することに努めてまいります。
★アーマージャパンはブレードランナー社の輸入元として数多くの製品を紹介しています。今後もさらにラインナップが増える予定です。ご期待ください。。
使用方法と注意
★本製品は耐切創用に優れていますが絶対の安全を保障する製品ではありません
★本製品は先端が鋭利な針、釘、千枚通し、キリ等への貫通防止機能はありません。
★衝撃を防護する機能はございません。
★旋盤、チェーンソウ、丸のこなどの機械への防護機能はありません。
★破れたり、破損した場合は安全のため、新しいものをお求めください。
★スペクトラ生地は熱に弱いので乾燥機や火に近づけてのご使用はご遠慮ください。
★着用部分(素肌)に異常が見られたときは使用を中止して下さい。
★乾燥機、アイロンの使用は禁止です。